家事代行サービスを初めて利用したり、より安い値段のものを探しているときに頭をよぎるのが、「仲介会社無しに、スタッフさんや専門のお手伝いさんと直接契約できないかな?」という疑問だと思います。
確かに家事代行サービスは依頼主とスタッフさんをマッチングさせるために、あなたが支払う金額には仲介手数料のようなマージンが生まれ、それを抜いた額が働いてくれる人のお給料となります。
家事代行サービスをしてくれる人と直接契約した方が、手数料分安く人を雇え、働いてくれる人へも高い時給を支払うことができるからwin-winじゃないかな?
上手く直接契約を結ぶことができたらそうなりますが、実は依頼主、つまりあなたにとってリスクの方が大きくなるのでこの方法は細心の注意が必要になるばかりか、余計にストレスが溜まってしまう場合もあるのです。
\私が実際に利用している信頼できる所!トラブルに遭ったことなし/
家事代行サービスのマッチングサイトで出会ったスタッフさんとの個人契約は避けよう
もし家事代行サービスを行う企業を通してワーカーさん(スタッフさん)があなたの家に来て、「私を個別に雇いませんか?」と切り出して来たら要注意です。
というのも家事代行マッチングサイトはワーカーさんが仲介企業を抜けることを禁止しているからです。
また依頼主であるあなたも、ワーカーさんに自分のところで仲介業者無しに個別で契約できるかどうか誘うのもやめておきましょう。
家事代行サービスを経由してあなたの家に来たワーカーさんは所属する会社の研修を受け試験に合格し、登録されたプロなので契約の重要性を十分理解し、違反行動を行うことの重大性も理解しているからです。
上記で述べた個人契約を進めてくるワーカーさんは家事代行の技術・知識はついてはいるものの、その経歴を使い違反行動をしようとしている、いわばモラルに問題のある個人となります。もしこうした人に運悪く出くわしたら、その人が所属する会社に連絡を必ず入れましょう。
この記事の後の方で述べますが、家事代行サービスで経験を積み、独り立ちした元ワーカーさんを雇うと安い料金、かつフレキシブルなスケジュールや内容で働いてくれますが、中には依頼主の信頼を得るために最初だけそうふるまう人もいます。悪質なケースだと後に犯罪まがいのトラブルにつながることもあるのでリスクと隣り合わせになることを理解しましょう。
もしワーカー・スタッフさんとトラブルが起きた時は仲介や保証なし
個人の家事手伝いとしてフリーランサーの人と契約することは可能です。
理想の時間帯にしてほしい家事も、プランなどに縛られずにフレキシブルに対応してくれることも可能なので、もし信頼のおける個人ワーカーさんを見つけることができたら幸運かもしれません。
しかし、個人対個人で契約を結ぶとなると細かいところまで取り決めを行わなくてはならなく、トラブルが起きた場合は依頼主が全て対応しないといけなくなります。
家の中で起こりうるトラブルの例を挙げると…
- 家の中のものを壊してしまった時
- 所有物がなくなっているのに気づいた時
- 掃除や料理などの仕事が、依頼主が希望するレベルの品質に達していない時
- 電気代、水道代が異様に高くなったと気づいた時
その他にも決めた時間分働かなかったり、仕事中にしょっちゅう休憩をしたり、家の中でこっそりたばこを吸っていたりと、細かい点をあげればきりがありません。
実際にこれらが発覚した時に、雇用主として個人ワーカーさんと解決することができますか?
家事代行マッチングサービスからのワーカーさんの場合は、依頼主がすぐに会社に連絡をすれば直接対面で解決せずともワーカーさんの変更などの選択ができます。マッチング企業もワーカーさんの働きぶりに対してのクレームがどの家庭から来たのかは決して開示することは無いので、不必要な逆恨みに発展することはありません。
個人契約でワーカーさんを雇う場合はこれらを全てあなたが行わなければいけなくなります。
家事代行サービス仲介企業はワーカーさんも守る役割を持っている
もしワーカーさんと依頼主の間に上記のようなもめごとが起こった場合は、真っ先に仲介に入るのはワーカーさんが所属している企業になります。
依頼主からいわれのないクレームを受けてしまったりしたときは、ワーカーさんの言い分もしっかりヒアリングし、依頼主とのトラブル対処及びワーカーさんの交代手続きを行ってくれるのです。
相性はいつの世も存在するので、家事代行サービスのマッチングを行う企業はスタッフの管理や状態にも最新情報を常に把握し、状況を見極め臨機応変に最善対策を出してくれます。
家事代行サービス先進国アメリカで実際に起きた怖いケース
「ハウスキーピング」や「メイド」、「バトラー」の仕事が一般家庭でも昔から普通に浸透している国の一つがアメリカです。
洋画などでも彼らをよく見かけると思います。他にも「ベビーシッター」をハイティーンがバイト代わりとして収入源にしていることもあります。
若いときから知り合いや自分で掲示板に情報を貼って宣伝することで、個人契約に慣れた世界で育ち、中には自営業を生業とする人も出てくる社会の仕組みとなっているのが日本と大きく違います。
しかしこうした多くの人がネット求人や広告で自営業で家事代行をやるため、彼らのスキルを保証する資格や依頼主とのマッチングを行う統括企業の需要がないのが現状です。実績や実力の証明となるものは彼ら自身が書いたレジュメ(履歴書)のみ。
依頼主は個人で営業している家事代行ワーカーひとりひとりの履歴書を読んだ上で夫婦揃って面接を行い、信頼できそうな人に決めるのが主流なやり方です。
しかしそれでもワーカーのふりをした詐欺師の犠牲になってしまう家庭も残念ながら後を絶ちません。
トラブルに遭ってしまった被害の例は下記の通り。
- 共働きの夫婦が働いていて留守なので、初日からコンピューターや貴金属、家電をごっそりと盗まれてしまった。
- しばらくの間働いていたはいいが、合鍵を作られて夫婦が留守の間好きなように家を使われてしまう。
- カメラや盗聴器を寝室に設置され、ネットに動画をあげられた。
などなどこれはほんの一部ですが、実際に起こっていることなのです。
個人契約はこのように注意を払ってもはらいきれなくなるので、家事代行マッチングサービスや企業に所属している認定ワーカーさん始めから選んだ方が懸念材料が減り、結果安心して任せられるようになるのです。
特に料理代行をお願いしたいときは、自分に合った家庭の味を作ってくれるキャストさんがいると何倍も心強いです!^^
\私が4年以上愛用している料理代行サービスの魅力を紹介/
個人で家事代行をしているフリーランサーの現状【ココナラ、タイムチケット】
上記サイトは「タイムチケット」という個人のスキルを売りに出すことができるサイトです。
「収納アドバイス」や「英会話」から、「あなたの似顔絵を描きます」と各個人がそれぞれの特技を売りに出しています。
このサイトでも「家事代行」を探すと、上のように何件か出てきます。
個人が提供するサービスなので地域が限られてしまうことが多く、圧倒的に都内に住んでいるご家庭に有利になります。
それでも家事のお手伝いやシッターさんはマッチング企業を経由して利用する人が殆どなので、上記の個人での代行サービスも実際に使った人は多くて1人なのがわかります。(最も左の人は二人購入したという履歴がありますが、「引っ越し、軽作業」と限られています)
ワーカーさんが実際にあなたの家に来れる距離で、家事代行企業のプランに無いようなよほどフレキシブルな家事代行を依頼したい場合にはリスクを承知した上で使うこともできます。
「ココナラ」というサイトも自分のスキルを商品にして売り出すことができます。
上の画像は家事代行を検索すると出てくる結果です。
このサイトでも直接個人契約はあまり行われていないのがレビュー数で分かります。しかも実際に労働してくれるワーカーさんは一番上の一人だけのようです。
フリーランサーが自分のスキルを売れるクラウドソーシング・アウトソーシングサイトは他にも大手では「クラウドワークス」や「ランサーズ」がありますが、ワーカーさんが提供できる品質やサービスの種類は大手の家事代行サービスとは違い保証されません。
あくまで本人が主張する実力を信じるしか無いというリスクをおうことになります。
【まとめ】家事代行、料理代行の個人契約はトラブルと品質に注意【リスク高め】
家事代行サービスのワーカーさんが仕事をしているときに個人契約を結ぶのはマッチング企業にもよりますが違反行為なので注意しましょう。
またワーカーさんから個人間での契約をしないかと提案されたらマッチング企業に報告するのを忘れずに。
依頼主と家事代行ワーカーさんの仲介役であるマッチング企業はトラブルに対応したり、ワーカーさんのスキルを一定の基準まで研修や試験を通して保証する形となっているので家事の品質が安定しているのであんしんして任せられます。
直接家事代行の個人契約よりも仲介料がかかってしまいますが、依頼主さんとワーカーさん双方を守ってくれる役割もマッチング企業は持っているので、マージンは安心料として考えましょう。万が一いざこざが起こってしまった時に直接対応しなくても良いことを考えると、そんなに高い値段ではありません。